静定とは?反力とは?
静定構造物とは『ちょうどつり合っている構造物』のことを言います。
例えば(3)で、力のつり合いの式が3つ(∑X=0、∑Y=0、∑M=0)を使うと、
未知の反力が全部で3つ(HA、VA、VB)を求めることができます。
次に、A点のピンをローラー(反力が全部で2つ)にすると力が加わった時に移動してしまいます。
これを不安定構造物と言います。
また、A点はそのままで、B点のローラーをピン(反力が全部4つ)にすると不静定構造物になります。3つの式だけでは反力が求められないのであと一つ式が必要です。
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ピン支点は反力の数が2つ。
力が加わった時に回転に対してはフリーだけど、
水平方向と鉛直方向に2方向に対しては抵抗します。
(斜めの力は水平成分、鉛直方向に分解する。)
ローラー支点は反力の数が1つ。
力が加わった時に回転と水平方向に対してはフリーだけど、
鉛直方向に1方向に対しては抵抗します。
固定支点は反力の数が3つです。
力が加わった時に回転と水平方向と鉛直方向の3方向に対して抵抗します。