力のつり合いを考える(2)・・・静定梁反力
なぜ、反力を求めるのでしょう?
物体(ここでは梁)に力が作用した場合、力のつり合いを利用して
反力を求めてみよう!(1)参照
次のような単純梁ABの中心に力Pが作用している場合
全体の力がつり合っている(物体が動かない)
ってことを利用して反力を求めてみよう!
まずA点、B点に次のように反力を仮定する
(水平反力をH(右側を+)、鉛直反力をV(上側を+))
全体の力のつり合いによって反力を求めてみる
∑X=0より・・・HA=0
(∑(シグマ)っていうのは全部足し合わせるって意味)
∑MA=0より・・・P*ℓ/2-VB*ℓ=0
(A点を中心に時計回りを+、反時計回りを-とする)
∴VB=P/2・・・①
∑Y=0より・・・VA+VBーP=0
VA+P/2-P=0(①を代入)
∴VA=P/2
これを図に描き入れると
以上のようになります。
反力を求めるのは応力を求めるため。
次の回では応力を求めてみましょう!